スピットバンク（2015年生、母ヴィクトリーバンク）

スピットバンク（2015年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イギリスに実在した海上要塞の名称」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時16歳）と交配したヴィクトリーバンクが22歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上C2三。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

2月11日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月21日、中9週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

5月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

8月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

10月11日、中6週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた5戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた7戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したエフォートランにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポイントオブエイムに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2019年）

1月2日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラトキンに9馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

1月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったイーリスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月6日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

3月21日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5月13日、中7週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、ジニア賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた14戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた15戦目は、鵜の巣断崖賞（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

7月15日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、グリーンチャンネル賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた17戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、赤平金剛賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた18戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、大船渡穴通磯賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

5歳（2020年）

8月13日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から35kg増やして迎えた19戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた20戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた21戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた23戦目は、C級サバイバル（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森島貴之騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリードザウイニングを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

10月23日、中1週で迎えた24戦目は、時雨月特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森島貴之騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた25戦目は、オオデマリ賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森島貴之騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のプルメリアワンを半馬身振り切って優勝

11月20日、中1週で迎えた26戦目は、雪待月特別（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で森島貴之騎手（7戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったサンマルキャンディに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月4日、中1週で迎えた27戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で森島貴之騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた28戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で森島貴之騎手（9戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず3着に敗れた。

6歳（2021年）

9月9日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から23kg減らして迎えた29戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、揖斐高原特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた30戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、富有柿賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた31戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた32戦目は、ファンです★笠松（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた33戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。