マイネルチケット（2022年生、母エントリーチケット）

マイネルチケット（2022年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のダノンバラード（当時14歳）と交配したエントリーチケットが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。2024年の京王杯2歳ステークス(G2)で2着に入った他、2024年のサウジアラビアロイヤルカップ(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

8月11日、デビュー戦は佐々木大輔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたマスカレードボール決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

デビュー前

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

8月31日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳未勝利（中京芝1400m 小雨/重）に出走。8頭立ての2番ゲートからスタート。出走取消となった。

9月8日、中3週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るシドニーホバートを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

10月5日、中3週で迎えた3戦目は、2歳G3のサウジアラビアロイヤルカップ（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたパンジャタワー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3歳（2025年）

1月13日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳G3のシンザン記念（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

5月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

8月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月14日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上3勝クラスの仲秋ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたラヴァンダ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

10月12日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの三年坂ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったブエナオンダにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

11月15日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のスライビングロードに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手に入れた。