ファイナルワンダー（2020年生、母サトノフェアリー）

ファイナルワンダー（2020年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最後の+父名の一部。最後のグラスワンダー産駒であることから」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時25歳）と交配したサトノフェアリーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳C2三。

経歴

デビュー前

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

12月24日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

3歳（2023年）

1月14日、中2週で迎えた2戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 雨/良）に出走。17頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい17着に終わった。

3月14日、中7週で迎えた3戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた4戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

7月3日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のC2三組（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

7月18日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた6戦目は、3歳C2四（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のいわて北緯40度岩手町賞（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小林凌騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C2三（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林凌騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のココリアイランドを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月18日、中2週で迎えた10戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のはまぎく賞（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月17日、中3週で迎えた11戦目は、3歳M3のサファイア賞（盛岡芝2400m 晴/重）に出走。鞍上は小林凌騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月5日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1七（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた13戦目は、ビッグレッドファーム特別（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた14戦目は、C1三組（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4歳（2024年）

1月23日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3一（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた17戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

3月22日、中2週で迎えた18戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3六七（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた20戦目は、菅原涼太騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（大井ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3一（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原涼太騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

9月6日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、ファイナルアンサー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったシェルオパールに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中4週で迎えた23戦目は、谷内貫太騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド川崎第1戦（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったテルスターを3/4馬身捉え切れず2着となった。

10月31日、中2週で迎えた24戦目は、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド船橋第1戦（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。