ヴァルコイネン（2011年生、母ハイエストホワイト）

ヴァルコイネン（2011年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「白（フィンランド語）」。毛色は芦毛。種牡馬のホワイトマズル（当時21歳）と交配したハイエストホワイトが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地30戦1勝2着2回、中央障害8戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月17日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジマサクラウンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2014年）

2月23日、中9週で迎えた3戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

6月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエーシングルーオンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月11日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

11月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で三浦皇成騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

4歳（2015年）

3月15日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた13戦目は、Z.パートン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた14戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、最後はローハイドと並んで5着同着となった。

5月16日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったゴールデンハープにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

9月5日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の燕特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入った。

9月26日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（5戦1勝）。17頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月17日、中2週で迎えた19戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

5歳（2016年）

1月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月7日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

3月6日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に敗れた。

4月17日、中5週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月11日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（9戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

6歳（2017年）

2月12日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に敗れた。

7月16日、約3か月の休養明けで迎えた30戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の種市特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

7歳（2018年）

1月13日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

2月10日、中3週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月7日、中7週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月1日、中7週で迎えた35戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。

7月21日、中2週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月25日、中4週で迎えた37戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野寺祐太騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた38戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で小野寺祐太騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。