アンジェロバンダム（2005年生、母レピドール）

アンジェロバンダム（2005年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「天使（伊）＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングカラー（当時7歳）と交配したレピドールが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）鮫川牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月1日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

12月22日、中2週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネラロンハに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

3歳（2008年）

1月6日、中1週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したトップオブボストンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

1月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグレートメモリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

7月20日、中8週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコオリナストーンを強烈な末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

10月26日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

12月21日、中4週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったランザローテに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月10日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の大須特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた13戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の天白川特別（中京ダート1700m 雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。