メイクアミラクル（2009年生、母タイキプレリュード）

メイクアミラクル（2009年1月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「奇跡を起せ」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時12歳）と交配したタイキプレリュードが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村上欽哉牧場。戦績は、中央平地3戦1勝、地方33戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、村上欽哉から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

9月10日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

9月19日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

10月29日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線に入ると、前で粘るミヤジガンバレを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

12月31日、中8週で迎えた4戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2012年）

2月1日、中4週で迎えた5戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、白百合特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた9戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳S3の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月25日、中3週で迎えた10戦目は、江の島特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

10月23日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、エリダヌス賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

11月27日、中4週で迎えた12戦目は、ステンドグラス賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

4歳（2013年）

1月11日、中5週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた13戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、一般C1（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

2月4日、中2週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた14戦目は、牝馬限定戦のスズガモ賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

3月13日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた15戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、春疾風賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハイタッチに1馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

4月3日、中2週で迎えた16戦目は、春風賞（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた17戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、プレセペ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のベルモントピースをハナ差振り切って優勝

6月4日、中3週で迎えた19戦目は、JAいちかわ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（2戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた20戦目は、平塚市特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（3戦2勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた21戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（4戦2勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

12月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた22戦目は、ハンデ戦の冬菊特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（5戦2勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた23戦目は、カウントダウン2014賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

5歳（2014年）

1月7日、連闘で迎えた24戦目は、東京スポーツ盃（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた25戦目は、日刊スポーツコンピ指数カップ（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したハードパワーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

3月19日、中4週で迎えた26戦目は、春疾風賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた27戦目は、ポインタース賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（9戦2勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた28戦目は、ケンタウルス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（10戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた29戦目は、立夏賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（11戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた30戦目は、アレキサンドライト賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で本橋孝太騎手（12戦2勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた31戦目は、八犬伝スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で本橋孝太騎手（13戦2勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた32戦目は、水葵スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で本橋孝太騎手（14戦2勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた33戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、池月・磨墨賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

12月30日、中4週で迎えた34戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、アデュー2014賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

6歳（2015年）

1月20日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた35戦目は、望春特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（15戦2勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた36戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、春雷特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。