バアゼルザウバー（2010年生、母ダイヤモンドピサ）

バアゼルザウバー（2010年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋Ｆ１チーム名」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したダイヤモンドピサが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方15戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の花野特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

5歳のとき、市川義美から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、市川牧場によって178.2万円で落札された。

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月3日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月17日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

12月23日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

3歳（2013年）

4月7日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

6月2日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

8月10日、中9週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

12月29日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

4歳（2014年）

1月23日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったビームマシンガンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月5日、中1週で迎えた9戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

2月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したアクレジタルに半馬身届かず2着となった。

4月1日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマンボマーチをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4月20日、中2週で迎えた13戦目は、緑風特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

7月29日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、一般C1八 C2五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

8月13日、中1週で迎えた15戦目は、葉月特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月19日、中3週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた17戦目は、花野特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のトゥービーハッピーを3/4馬身振り切って2勝目をマークした。

11月25日、中9週で迎えた18戦目は、銀座賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で矢野貴之騎手（9戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

12月29日、中4週で迎えた19戦目は、一般C1八九十（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で矢野貴之騎手（10戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

5歳（2015年）

2月2日、中4週で迎えた20戦目は、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で矢野貴之騎手（11戦2勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったモンサンデューンに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

2月23日、中2週で迎えた21戦目は、春時雨賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で矢野貴之騎手（12戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。