ビッグヒーロー（2007年生、母スパイシーレディー）

ビッグヒーロー（2007年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大きい＋英雄」。毛色は鹿毛。種牡馬のアッミラーレ（当時10歳）と交配したスパイシーレディーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大西ファーム。戦績は、中央平地20戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月19日、デビュー戦は村上忍騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3歳（2010年）

1月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

3月7日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、勝ったセンジンジョーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のタイセイスパンキーに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月31日、約7か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/不良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

12月4日、中4週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい14着に敗れた。

4歳（2011年）

4月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月7日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスイレンを3/4馬身差し切って2勝目を手にした。

8月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

10月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたデュークワンダー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2012年）

8月11日、約8か月の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で中舘英二騎手（8戦1勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

10月13日、中8週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中舘英二騎手（9戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、勝ったハワイアンシュガーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月27日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で中舘英二騎手（10戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

12月2日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。