メイショウヒエイ（2020年生、母メイショウエーデル）

メイショウヒエイ（2020年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+比叡山より」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時17歳）と交配したメイショウエーデルが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は斉藤英牧場。主な勝ち鞍は2023年の桜木心菜さん生誕おめでとう記念。

経歴

デビュー前

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

8月27日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月29日、中8週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた3戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

3歳（2023年）

3月25日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

6月10日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

7月9日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤祥太騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

2023年7月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月16日、中4週で迎えた8戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のぷに競馬（登録）者1万人突破記念（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイパラパデオに約12馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったカズピレウスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の桜木心菜さん生誕おめでとう記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のメイショウボンゴチに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカズボニファシオに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

10月13日、中1週で迎えた12戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、カシオペヤ賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のオレンタノに4馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

11月7日、中3週で迎えた13戦目は、フェルマー特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったエンジョイリッキーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた14戦目は、出射陸央生誕25周年記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で馬渕繁治騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったエイシンメヌエットに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中1週で迎えた15戦目は、B5組（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で馬渕繁治騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアルマヘクトールに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月27日、中2週で迎えた16戦目は、ウインターアタック（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で馬渕繁治騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4歳（2024年）

1月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で馬渕繁治騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた18戦目は、冬の名残特別（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で馬渕繁治騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた19戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で馬渕繁治騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた20戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、LJS笠松ラウンド第2戦（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた21戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般A7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は大原浩司騎手（4戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。