アプローズビコー（2004年生、母ゴートゥグローリー）

アプローズビコー（2004年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「喝采、称賛＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時6歳）と交配したゴートゥグローリーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）前田ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方11戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上C2-3。

経歴

デビュー前

当歳のとき、前田宗将から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、大迫忍によって1,711.5万円で落札された。

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

11月11日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 雨/良）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた2戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

3歳（2007年）

6月23日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

7月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

9月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

11月3日、中4週で迎えた7戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のセルリアンカムカムを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月23日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリバートーマスに1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

12月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハクラクに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

4歳（2008年）

1月6日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクラシックジャズを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

1月27日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るカシノチーフを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

3月2日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のイチローパワーを半馬身振り切って5勝目を手に入れた。

4月12日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

5月17日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた15戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で倉富隆一郎騎手（8戦5勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマツノテイオーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

6月1日、中1週で迎えた16戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（9戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

7月26日、中5週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた18戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。