エリモプリンセス（2006年生、母エリモルミナス）

エリモプリンセス（2006年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋姫」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したエリモルミナスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地7戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

6歳のとき、エクセルマネジメントから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、山際義明によって189万円で落札された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

7月27日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のジョーシンドバッドに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月7日、中5週で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

10月11日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3歳（2009年）

1月31日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた5戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず17着に終わった。

7月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。