アラマサプリンセス（1991年生、母フルカード）

アラマサプリンセス（1991年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイナガリバー（当時8歳）と交配したフルカードが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）アラキファーム。戦績は、中央平地27戦4勝2着1回、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の織姫賞(900万下)。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

12月11日、デビュー戦は亀山泰延騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は426kg。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3歳（1994年）

1月9日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で亀山泰延騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

2月19日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

5月1日、中9週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は亀山泰延騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、4着に入った。

6月4日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のインターユニークを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月6日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。17頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の福島放送賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は亀山泰延騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

12月24日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（6戦1勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

4歳（1995年）

2月4日、中5週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は谷中公一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着を確保した。

3月11日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

4月23日、中5週で迎えた14戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた15戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた16頭をごぼう抜きし、最後は2着のコトブキウエーブに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

6月11日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の織姫賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のモリカイソウをクビ差振り切って3勝目をマークした。

8月20日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったスティールキャストに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の習志野特別（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本広喜騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のモリカイソウをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月22日、中4週で迎えた21戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のカブトヤマ記念（新潟芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は橋本広喜騎手（6戦3勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた23戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に49kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5歳（1996年）

1月5日、中3週で迎えた24戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、迎春ステークス（東京芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月17日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の白富士ステークス（東京芝2200m 雪/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は橋本広喜騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（8戦3勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた27戦目は、ブラッドストーンステークス（中山芝3200m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（9戦3勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

6月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で星野忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。