ミエナイツバサ（2010年生、母シルクアムール）

ミエナイツバサ（2010年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「見えない翼」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時12歳）と交配したシルクアムールが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は加藤牧場。戦績は、中央平地5戦1勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2012年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、加藤牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって262.5万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、田頭勇貴によって226.8万円で落札された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月16日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は436kg。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず15着に終わった。

11月11日、中7週で迎えた2戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月9日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

12月22日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクラウンプルートゥをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2013年）

1月19日、中3週で迎えた5戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3月21日、中8週で迎えた6戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

4月16日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、3歳戦の山桜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。