リアルロマン（2004年生、母アイサダチドリ）

リアルロマン（2004年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ロマンのある馬に成長してほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のテンビー（当時14歳）と交配したアイサダチドリが20歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は泊寿幸。戦績は、中央平地2戦0勝、地方27戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、泊寿幸から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、泊寿幸から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山口ステーブルによって105万円で落札された。2歳のとき、山口ステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

7月26日、デビュー戦は桜井拓章騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったファイナルバンドから1馬身差の2着となった。

8月2日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーシンプリンスから2馬身半差の2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた3戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月21日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のエムオークリークをアタマ差制して初白星を挙げた。

10月10日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のホッカイドウ競馬三石ファンクラブ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンのマヤノトップガン賞（札幌(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で桜井拓章騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

3歳（2007年）

1月29日、中7週で迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったエスプリベンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したアブラガヤマトを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3月25日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた13戦目は、3歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビーナスプレゼントに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月10日、中3週で迎えた15戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（5戦1勝）。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカネショウパパに2馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

7月23日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月15日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（8戦2勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

4歳（2008年）

5月12日、約6か月の休み明けで迎えた19戦目は、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（9戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

7月9日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、町屋特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で左海誠二騎手（10戦2勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

7月28日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた21戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、新宿区特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた22戦目は、舞岡特別（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月23日、中4週で迎えた23戦目は、海神特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（11戦2勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

10月7日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（12戦2勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

11月9日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の一般C1九 C2四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（13戦2勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1五（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（14戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のドリームカーニバルをアタマ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

12月30日、中4週で迎えた27戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（15戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5歳（2009年）

1月6日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、初鷹特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月5日、中3週で迎えた29戦目は、東風特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。