イノセントムーン（2008年生、母ガンアンドローズ）

イノセントムーン（2008年2月21日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「純潔な月」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時9歳）と交配したガンアンドローズが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C2 36。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、金子真人ホールディングスによって1,890万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

3月26日、デビュー戦はU.リスポリ騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

7月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた5戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず3着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた6戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 41（佐賀ダート900m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したメイショウホロベツを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月26日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上C2 36（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジプシーダンスに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。