ムツミキャニオン（1986年生、母ムツミマリン）

ムツミキャニオン（1986年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のホープフリーオン（当時14歳）と交配したムツミマリンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は帰山政司。戦績は、中央平地9戦1勝、地方15戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

岡田一男厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（1988年）

11月7日、デビュー戦は細川勉騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のオトワダンスに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月6日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川勉騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3歳（1989年）

2月1日、中7週で迎えた3戦目は、3歳戦のダイアナ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川勉騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた4戦目は、鍛炭幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた5戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鍛炭幸夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後はワイエムシラオキと並んで3着同着となった。

3月15日、中2週で迎えた6戦目は、小林真治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のバイオレット特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月8日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は細川勉騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のダイゴセンプーに2馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

10月3日、中3週で迎えた8戦目は、4歳（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川勉騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のダイコーカザンに2馬身半の差をつけて制した。

11月7日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦のプレステージ特別（浦和ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で細川勉騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のチヤイナレデイに1馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

11月14日、連闘で迎えた10戦目は、3歳戦のファイトアーム特別 1組（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で細川勉騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のハクバマドンナに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、大師特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川勉騎手（7戦5勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた12戦目は、メルヘン特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は小林真治騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4歳（1990年）

1月12日、中2週で迎えた13戦目は、エンゼル特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は細川勉騎手（8戦5勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた14戦目は、白富士特別（船橋ダート1700m 雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で細川勉騎手（9戦5勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた15戦目は、カメリヤ特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で細川勉騎手（10戦5勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノビクトリーからクビ差の2着となった。

9月15日、約7か月の休み明けで迎えた16戦目は、岡山定夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡山定夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

10月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下の秋保特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡山定夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

11月11日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡山定夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡山定夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡山定夫騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に敗れた。

5歳（1991年）

1月6日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡山定夫騎手（6戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

1月27日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡山定夫騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

2月17日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡山定夫騎手（8戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るローマステーションを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って制した。