スマートルーチェ（2003年生、母クアドリフォリオ）

スマートルーチェ（2003年5月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋光（伊）。光のような速さを持った馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時8歳）と交配したクアドリフォリオが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地7戦0勝、地方13戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月10日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

3歳（2006年）

3月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

5月7日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた4戦目は、G.ボス騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 小雨/良）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

7月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg戻して迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月16日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4歳（2007年）

2月12日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

2月21日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上D5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上D7一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上D8二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月3日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上D8一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カープダブリンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4月18日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上D5四（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で北野真弘騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上D4二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で北野真弘騎手（6戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したビザンスペシャルを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

5月9日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上D4三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で北野真弘騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月20日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上D4三（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で北野真弘騎手（8戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月9日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上D4三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で北野真弘騎手（9戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビューティロマンに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

10月3日、中7週で迎えた18戦目は、3歳以上D6一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で北野真弘騎手（10戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた19戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D7二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた20戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。