シンボリメンフィス（1997年生、母スイートアレキサンドラ）

シンボリメンフィス（1997年3月3日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモガミ（当時21歳）と交配したスイートアレキサンドラが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地30戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

6月24日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は480kg。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月15日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタケデンオージを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月6日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出したが、3着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のビックジャイアンツをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

10月1日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2001年）

1月29日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のイデムに5馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

2月17日、中2週で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた9戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の遠州灘ステークス（中京ダート2300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

9月1日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露したが、4着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた11戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の銚子特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、4着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦2勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた15戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

5歳（2002年）

8月17日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた17戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したヘイアンエルドラドにクビ差届かず2着となった。

9月29日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に敗れた。

10月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったリンガスロバリーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6歳（2003年）

2月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入った。

2月16日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた21戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート2400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた23戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4月27日、中3週で迎えた24戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月10日、中1週で迎えた25戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

11月8日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた27戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

12月7日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた28戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

7歳（2004年）

6月12日、約6か月半の休養明けで迎えた29戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

7月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、3歳以上500万下の広瀬川特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。