ケージージャッカル（1995年生、母オロマツダンサー）

ケージージャッカル（1995年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時10歳）と交配したオロマツダンサーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）岩見牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

7月6日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

10月19日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はバタバタになってしまい17着に敗れた。

3歳（1998年）

2月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたバクシンフラワー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月2日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた5戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のスカイノラインに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月15日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦1勝）。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で穂苅寿彦騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で穂苅寿彦騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したウエスタンブレイクに半馬身届かず2着となった。

10月10日、中2週で迎えた10戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の雲雀ケ原特別（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、伸びてきたダイワジャッジ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のジェンツスマイルに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月20日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のカイドウユキオウに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（1999年）

1月16日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月20日、中8週で迎えた15戦目は、5歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

3月27日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた17戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の京葉ステークス（中山ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

6月13日、中7週で迎えた18戦目は、5歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。