テンノメッセージ（2020年生、母チアズメッセージ）

テンノメッセージ（2020年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時13歳）と交配したチアズメッセージが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、天白泰司によって3,190万円で落札された。

高柳大輔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月16日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったシェーンプリマーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月26日、中5週で迎えた2戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジューンオレンジに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

12月24日、中3週で迎えた3戦目は、D.イーガン騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの万両賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2023年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

6月17日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したメテオリートを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

8月6日、中3週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く18着に敗れた。

10月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 小雨/重）に出走。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったミッキーチャレンジにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

11月18日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシルヴァーデュークに3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

12月24日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスのクリスマスカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2024年）

3月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた12戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のケイデンシーマークをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

6月8日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの水無月ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの江の島ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

8月25日、中8週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したバレエマスターを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

9月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの納屋橋ステークス（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。