サイプリペディウム（2011年生、母チェイルリー）

サイプリペディウム（2011年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「レブンアツモリソウの学名より」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時14歳）と交配したチェイルリーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下農場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方10戦2勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額700万円（7万×100口）で一口馬主が募集された。

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月2日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

9月29日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず12着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3歳（2014年）

1月18日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

4月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた8戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた10戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピークドラペルに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

9月5日、中9週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月2日、中1週で迎えた14戦目は、深見勇也騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた16戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた17戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は深見勇也騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムジャバラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月19日、中1週で迎えた18戦目は、エノキグサ特別（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で深見勇也騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

4歳（2015年）

1月27日、中5週で迎えた19戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で深見勇也騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。