オーバーザクロス（1987年生、母アグネスソロン）

オーバーザクロス（1987年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時14歳）と交配したアグネスソロンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

飯塚好次厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

1月7日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

2月17日、中5週で迎えた2戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

6月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた4戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

9月2日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

4歳（1991年）

4月20日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で的場均騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月27日、連闘で迎えた10戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

5月11日、連闘で迎えた12戦目は、5歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で水野貴広騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

6月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月13日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

7月21日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るボードビリアンを驚異的な末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

8月10日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したムーンアーティストに3/4馬身届かず2着となった。

9月8日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は水野貴広騎手（7戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

5歳（1992年）

2月2日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

2月8日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

2月16日、連闘で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小迫次男騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は水野貴広騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に敗れた。