ナッシングボーイ（1986年生、母ブゼンホオシヨウ）

ナッシングボーイ（1986年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマナード（当時13歳）と交配したブゼンホオシヨウが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金石牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回、中央障害4戦0勝。主な勝ち鞍は1988年の樅の木賞(400万下)。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

7月17日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、アトラスオーカンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月6日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のスタッドポーカーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月10日、中1週で迎えた4戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下の樅の木賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパリスアンルリーに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手に入れた。

3歳（1989年）

2月18日、中9週で迎えた5戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのバイオレットステークス（京都芝1400m 外回り曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳G3のペガサスステークス（阪神芝1600m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月10日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の瀬戸内海特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた9戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月4日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

12月10日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた12戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く最後はマルカウォーリアと並んで14着同着となった。

4歳（1990年）

1月14日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北川和典騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

2月24日、中5週で迎えた14戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月14日、中1週で迎えた17戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で原田聖二騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。