アンナプルナ（2020年生、母グランドサッチャー）

アンナプルナ（2020年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「豊穣の女神(サンスクリット)」。毛色は鹿毛。種牡馬のドリームバレンチノ（当時13歳）と交配したグランドサッチャーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方5戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月21日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月3日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

7月22日、中6週で迎えた5戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月11日、中7週で迎えた7戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の切通賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の百舌鳥特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったクロニオスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月30日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月13日、中1週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた10戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤裕人騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4歳（2024年）

4月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた11戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤裕人騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた12戦目は、室陽一朗騎手を鞍上に迎えて、丈人君復職・仕事我慢8周年記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシシャモを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。