ホクセイユー（1989年生、母ラドンナリリー）

ホクセイユー（1989年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時17歳）と交配したラドンナリリーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別牧場。戦績は、中央平地15戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の潮騒特別(900万下)。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

2月1日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったセントライトシチーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

2月9日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスイフトクインを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月4日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のダイタクミヤビオーをクビ差振り切って制した。

5月2日、中3週で迎えた4戦目は、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦2勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた5戦目は、4歳900万下の菩提樹ステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（4戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた6戦目は、4歳900万下の白藤ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（5戦2勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた7戦目は、4歳900万下のひめゆりステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で須貝尚介騎手（6戦2勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

8月16日、中7週で迎えた8戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の潮騒特別（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイジュマルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月30日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのシーサイドステークス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

10月11日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた10戦目は、ハンデ戦の太秦ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

4歳（1993年）

6月12日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（8戦2勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

7月17日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（9戦2勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（10戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月4日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桜島特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（11戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月19日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上900万下の新涼特別（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（12戦2勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。