ユーザーフレンドリー（1989年生、母Rostova）

ユーザーフレンドリー（1989年2月4日）は、イギリスで生まれた競走馬、繁殖牝馬。1992年にカルティエ賞年度代表馬及び最優秀3歳牝馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のSlip Anchor（当時7歳）と交配したRostovaが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、海外15戦8勝。1993年のサンクルー大賞(仏・G1)に勝利した他、1992年のヨークシャーオークス(英・G1)を制するなど、G1級競走5勝を挙げた。

経歴

3歳（1992年）

4月24日、15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のShirley Valentineに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月9日、3歳戦のオークストライアルステークス（イギリス・リングフィールド芝2334m）に出走。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のNiodiniに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月6日、3歳G1のオークス（イギリス・エプソム芝2420m）に出走。G1級競走への出走は初となった。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のAll At Seaに3馬身半の差をつけてG1初挑戦初制覇を果たした。

7月11日、3歳G1のアイリッシュオークス（アイルランド・カラ芝2414m）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のMarket Boosterをクビ差制してG1・2勝目をマークした。

8月19日、G1のヨークシャーオークス（イギリス・ヨーク芝2391m）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のビンヤーに2馬身半の差をつけてG1・3勝目をマークした。

9月12日、3歳G1のセントレジャーステークス（イギリス・ドンカスター芝2922m）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のSonusに3馬身半の差をつけて4つ目のG1タイトルを掴み取った。

10月4日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。18頭立ての9番ゲートからスタート。最後は、勝ったSuboticaからクビ差の2着に惜敗した。

11月29日、G.ダフィールド騎手を鞍上に迎えて、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4歳（1993年）

6月3日、G1のコロネーションカップ（イギリス・エプソム芝2420m）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月4日、G1のサンクルー大賞（フランス・サン＝クルー芝2400m）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアップルツリーに1馬身半の差をつけて5つ目のG1タイトルを手に入れた。

7月24日、G1のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス（イギリス・アスコット芝2406m）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月18日、G1のヨークシャーオークス（イギリス・ヨーク芝2391m）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月3日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。23頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。22着に敗れた。

5歳（1994年）

7月29日、C.アントレー騎手を鞍上に迎えて、5頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のLyphard's Deltaに1馬身半の差をつけて久々の実戦を制した。

8月27日、鞍上は2戦連続でC.アントレー騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。