メイキングテシオ（1989年生、母カルポピー）

メイキングテシオ（1989年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアレミロード（当時6歳）と交配したカルポピーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地14戦3勝2着1回。1992年の菊花賞(G1)で4着に入った他、1992年の中日スポーツ賞4歳ステークス(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

7月14日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

3歳（1992年）

1月11日、約6か月の休み明けで迎えた2戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月9日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスピードグッドをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3月28日、中6週で迎えた4戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

4月18日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入った。

5月9日、中2週で迎えた6戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネハイマートに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月31日、中2週で迎えた7戦目は、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサークルワンダーをアタマ差振り切って3勝目を掴み取った。

7月5日、中4週で迎えた8戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦2勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したキョウエイボーガンに半馬身届かず2着となった。

10月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（3戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた10戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で大崎昭一騎手（4戦2勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

12月13日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデG2の鳴尾記念（阪神芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大崎昭一騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

4歳（1993年）

1月31日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大崎昭一騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月21日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた13戦目は、ハンデG2の京都記念（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大崎昭一騎手（7戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデG3の中京記念（小倉芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で大崎昭一騎手（8戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。