カイザーワルツ（2000年生、母Viva Zapata）

カイザーワルツ（2000年3月15日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「ヨハン・シュトラウス作『皇帝円舞曲』（父名より連想）」。毛色は栗毛。種牡馬のキングオブキングス（当時5歳）と交配したViva Zapataが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地15戦1勝、地方28戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

広尾サラブレッド倶楽部にて総額2,400万円（4.8万×500口）で一口馬主が募集された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

3月2日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

5月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6月1日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい15着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミスズラムセスに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月11日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

10月25日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた9戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

4歳（2004年）

2月21日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の米沢特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

12月12日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

5歳（2005年）

5月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた15戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた16戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C9-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホワイトリラに6馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

6月30日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C7-3（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワタシニセイエンヲに6馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

7月14日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C6-2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスウィープアロングに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月4日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C3-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のハートランアルダンをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

9月13日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスーパーデュラブにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

9月27日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（6戦4勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマスノリュウヒメを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月16日、中1週で迎えた24戦目は、馬産地協賛特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた25戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、香美町かすみ松葉ガニ特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

6歳（2006年）

1月12日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた27戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は田中学騎手（7戦4勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月24日、中1週で迎えた29戦目は、フェアウェルステージ（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（8戦4勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

3月21日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は永島太郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

4月5日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた31戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

4月20日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中学騎手（9戦4勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

5月9日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（10戦4勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた39戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた40戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた41戦目は、3歳以上C1一（姫路ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた42戦目は、3歳以上C1二（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた43戦目は、3歳以上C1一（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松浦聡志騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。