カシマアカフジ（1988年生、母ビューティコトブキ）

カシマアカフジ（1988年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハードツービート（当時19歳）と交配したビューティコトブキが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

2月2日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

3月9日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着を確保した。

4月20日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったマルマツエースに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月21日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったモデラートにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

9月28日、中3週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた11戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルージュを上がり4位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月3日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦1勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

11月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

12月22日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

4歳（1992年）

1月18日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月7日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鹿戸雄一騎手（6戦1勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた19戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（東京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたナカハマエース決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。