ミツルビューティー（1985年生、母テインクルスター）

ミツルビューティー（1985年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のカネミノブ（当時11歳）と交配したテインクルスターが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地13戦3勝。1988年の白百合ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

戸山為夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

1月6日、デビュー戦は小谷内秀夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、5着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた3戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のスペランツアに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月3日、中3週で迎えた5戦目は、4歳400万下のアザレア賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

4月29日、連闘で迎えた7戦目は、4歳400万下（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のシゲルハクウンをハナ差振り切って雨中の戦いを制した。

5月15日、中1週で迎えた8戦目は、4歳400万下のあやめ賞（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島貞博騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のワイドテーオーを半馬身振り切って3勝目を収める

6月11日、中3週で迎えた9戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小島貞博騎手（6戦3勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず3着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で小島貞博騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小島貞博騎手（8戦3勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

10月29日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1400万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1400万下の高雄ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（9戦3勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。