パブリックドメイン（2018年生、母マルチスクリーン）

パブリックドメイン（2018年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「作品の著作権が消滅して、誰からの承諾も得ずに自由に使用できる状態」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時11歳）と交配したマルチスクリーンが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年のモルゲンロート賞。

経歴

デビュー前

池上昌和厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

10月10日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 雨/不良）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

3歳（2021年）

2月7日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

4月17日、中9週で迎えた3戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

6月13日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

7月29日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のモルゲンロート賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハイランドハニーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月17日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、寒雷賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

デビュー前

池田孝厩舎（川崎）へ入厩。