パワーオブマジック（2007年生、母ヴェルクロパンティース）

パワーオブマジック（2007年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時15歳）と交配したヴェルクロパンティースが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）八木農場。戦績は、地方20戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の一般C3-6。

経歴

デビュー前

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

7月23日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は482kg。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

9月8日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3歳（2010年）

6月2日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から38kg戻して迎えた4戦目は、3歳（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

9月22日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、一般C3-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた6戦目は、一般C3-7（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小国博行騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたベニノスマイル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月27日、連闘で迎えた7戦目は、一般C3-7（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小国博行騎手（6戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったデンゲキクンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月3日、連闘で迎えた8戦目は、一般C3-7（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で小国博行騎手（7戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ホトバシルチカラにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月17日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、一般C3-6（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で小国博行騎手（8戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のカクテルハートを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月11日、中2週で迎えた10戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アグネスラプチャに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月18日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のマリスキーを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

12月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

4歳（2011年）

1月9日、中0週で迎えた13戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

5月16日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、がんばろう岩沼（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

5月23日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた16戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。

6月20日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

9月25日、中7週で迎えた20戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。