ダイゴエフタル（1988年生、母ライバー）

ダイゴエフタル（1988年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のビッグディザイアー（当時10歳）と交配したライバーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は樫木瑞典。戦績は、中央平地12戦5勝2着3回。1990年のアラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)で2着に入った他、1990年のアラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木勝太郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

6月24日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のクインドマーニに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月29日、中4週で迎えた2戦目は、アラ系3歳400万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクリキヨを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って断トツの支持に応えた。

8月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したクリキヨを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中3週で迎えた4戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアブクマホマレに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月29日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、コウチガバナーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月27日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンの福島アラブ3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で増沢末夫騎手（5戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったワカサルーチェーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月18日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系3歳オープン（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で増沢末夫騎手（6戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のケンソーコマチに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月16日、中3週で迎えた8戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で増沢末夫騎手（7戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のタカラアタックに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3歳（1991年）

1月12日、中3週で迎えた9戦目は、銀杯（中山ダート1800m 小雨/良）に53kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で増沢末夫騎手（8戦5勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた10戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝2000m 雨/不良）に59kgの斤量を背負って出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（小倉芝1200m 曇/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

11月23日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた12戦目は、菊川正達騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。