カゼノジュエリー（2006年生、母Sweet Annativo）

カゼノジュエリー（2006年4月16日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝石」。毛色は栗毛。種牡馬のPeace Rules（当時6歳）と交配したSweet Annativoが14歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦0勝2着2回、地方14戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月6日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず18着に終わった。

3歳（2009年）

1月17日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウタカチホにクビ差届かず2着となった。

2月7日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マコトバンクウに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月22日、約6か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島良太騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島良太騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

4歳（2010年）

9月18日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた7戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、南部杯カウントダウン23（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

10月3日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた8戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、ハーベストカップ（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた9戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、きんもくせい賞（盛岡芝1000m 小雨/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた10戦目は、一般B2二（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

5歳（2011年）

2月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた12戦目は、天然温泉あま湯特別（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

3月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

4月5日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

10月4日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットでなんとか走り抜いたが、アグネスクローバーに交わされて6馬身差の2着となった。

10月20日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のボールドグランに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

6歳（2012年）

6月26日、約7か月の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉村智洋騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のバトルトコパに1馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

8月12日、中6週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた20戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。17着に終わった。

10月9日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた21戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、マルチグレート特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月3日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。