ビッグプロテクター（1994年生、母ローズベリーアヴェニュー）

ビッグプロテクター（1994年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時6歳）と交配したローズベリーアヴェニューが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木牧場。戦績は、中央平地25戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

10月27日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 外回り曇/重）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（新潟芝1200m 外回り晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

3歳（1997年）

6月14日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカミエータを半馬身差し切って初白星を挙げた。

6月28日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に敗れた。

8月3日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

10月12日、中9週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦1勝）。17頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず16着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

4歳（1998年）

1月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた9戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のエメラルドビコーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

3月7日、中1週で迎えた11戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の讃岐特別（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

3月14日、連闘で迎えた12戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

8月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた15戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスマートボーイに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月20日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したコールミースーンにハナ差届かず2着に惜敗した。

10月4日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の夙川特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた18戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスリーパークに1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

11月15日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた21戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、4着に入った。

5歳（1999年）

1月16日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた23戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた24戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の讃岐特別（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

3月7日、連闘で迎えた25戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。