プールファム（2020年生、母ハイノリッジ）

Pour Femme

2020.04.15

プールファム（2020年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「女性用の(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のイスラボニータ（当時9歳）と交配したハイノリッジが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川 啓一。主な勝ち鞍は2023年のファイナルレース(一般C3 21)。

経歴

デビュー前

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月25日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は404kg。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（2023年）

8月5日、約7か月半の休み明けで迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

9月18日、中5週で馬体重を前走から38kg増やして迎えた3戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた4戦目は、一般C3 15（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡遼太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた5戦目は、一般C3 15（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡遼太郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた6戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、大原幸浩退職記念特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた7戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、イロハモミジ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた8戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のメンヒを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月16日、中1週で迎えた9戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、高知県山茶花特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

4歳（2024年）

1月17日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-7（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡遼太郎騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた12戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のユージェニーに1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

2月12日、中1週で迎えた13戦目は、ネコヤナギ特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

デビュー前

中西達也厩舎（高知）へ入厩。

2月27日、デビュー戦は岡遼太郎騎手を鞍上に据えて、一般C3-6（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番ゲートからスタート。出走取消となった。

3月11日、中3週で迎えた14戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-5（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったナムラヘラクレスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月21日、中3週で迎えた16戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のデスヨネに3馬身の差をつけて制した。