サウスクリヨン（2006年生、母ソービューティフル）

サウスクリヨン（2006年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母母名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時10歳）と交配したソービューティフルが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）本桐牧場。戦績は、中央平地9戦2勝2着2回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月31日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

4月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロードイノセントを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

5月2日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したドルフィンクエストにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンワードカペラに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月19日、中7週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

9月21日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦1勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

9月27日、連闘で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

10月25日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた9戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のウインバイヘヴンを半馬身振り切って制した。

5歳（2011年）

6月19日、約19か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた10戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、門別町特産軟白長ネギ賞（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた11戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、能登あばれ祭り特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた12戦目は、白山国際太鼓特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月20日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、くろうま賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。