ガーベラバンブー（1988年生、母メサイアバンブー）

ガーベラバンブー（1988年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のバンブーアトラス（当時9歳）と交配したメサイアバンブーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地6戦2勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

3月2日、デビュー戦は千田輝彦騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のハードイチヤに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月7日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦1勝）。17頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを17番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい17着に敗れた。

9月21日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1800m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月13日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヘイアンワッスルを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

10月27日、中1週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。