ナリタサイキック（2005年生、母チャーミングイヴ）

ナリタサイキック（2005年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋超能力者」。毛色は栗毛。種牡馬のナリタトップロード（当時9歳）と交配したチャーミングイヴが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上C3二。

経歴

デビュー前

当歳のとき、広富牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、山路秀則によって1,417.5万円で落札された。

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

1月27日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は530kg。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり18着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた2戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

11月18日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D8一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4歳（2009年）

5月7日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したマックスハートにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月10日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のケンプファーをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

12月17日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三野孝徳騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

5歳（2010年）

9月2日、約8か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で三野孝徳騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。