キタサンチーフ（2006年生、母キタサンカラデル）

キタサンチーフ（2006年4月4日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋首領」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のチーフベアハート（当時13歳）と交配したキタサンカラデルが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は古川優。戦績は、中央平地11戦3勝。主な勝ち鞍は2009年の美作特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月16日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。17頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

11月23日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

3歳（2009年）

4月25日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

5月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を5馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミヤコトップガンを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

6月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡康太騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロザリオに1馬身1/4の差をつけて制した。

9月21日、中9週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の美作特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のウォーターセレネをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1600万下の大原ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（6戦2勝）。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4歳（2010年）

3月21日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。