グランカンタンテ（2021年生、母スカイダイヤモンズ）

グランカンタンテ（2021年1月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「素晴らしい歌い手(西)」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時9歳）と交配したスカイダイヤモンズが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年のメイクデビュー中山(新馬)。

経歴

デビュー前

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

12月10日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は406kg。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のエイユーキュートをハナ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2024年）

2月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスのデイジー賞（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4月6日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したコガネノソラを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月12日、中4週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

10月19日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4歳（2025年）

2月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

4月27日、中7週で迎えた8戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のグレイトクラウンをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

7月6日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの白河特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

9月15日、中9週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの2005メモリアルディープインパクトカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

11月24日、中9週で迎えた11戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの五色沼特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はコンドゥイアと並んで2着同着となった。