アルフィルク（2009年生、母タイキポーラ）

アルフィルク（2009年2月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ケフェウス座のβ星。北極星になるといわれている」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時11歳）と交配したタイキポーラが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦0勝2着2回、地方1戦0勝。

経歴

デビュー前

4歳のとき、ノーザンレーシングから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、内田ステーブルによって52.5万円で落札された。

キャロットクラブにて総額2,400万円（6万×400口）で一口馬主が募集された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

9月18日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したトミーバローズを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月9日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

12月18日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

3歳（2012年）

5月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた4戦目は、3歳戦の若鮎賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

7月15日、中9週で迎えた5戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したフィリラにアタマ差届かず2着となった。

8月25日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（5戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。