カシノリバイアサン（2019年生、母カシノタロン）

カシノリバイアサン（2019年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+旧約聖書の巨大で最強の海獣。その名に相応しいタイトルを」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のケイムホーム（当時20歳）と交配したカシノタロンが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は柏木務。主な勝ち鞍は2022年のミヤマキリシマ特別。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月14日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。馬体重は438kg。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

9月19日、中4週で迎えた2戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

12月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

3歳（2022年）

1月12日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦のミヤマキリシマ特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキリシマコトブキに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月5日、約6か月の休み明けで迎えた5戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、大隅特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた7戦目は、地方重賞の霧島賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は田中純騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

10月8日、中8週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた8戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた9戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた10戦目は、神楽月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた11戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村松翔太騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、パフュームリボンに交わされて1馬身差の2着となった。

12月10日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、春待月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村松翔太騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4歳（2023年）

1月3日、中2週で迎えた13戦目は、笑門来福賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で村松翔太騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

1月21日、中2週で迎えた14戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、長崎街道塩田宿特選（佐賀ダート900m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったドリームアローに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月5日、中1週で迎えた15戦目は、長崎街道嬉野宿特選（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた16戦目は、長崎街道彼杵宿特選（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は村松翔太騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

2022年1月19日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。