サンルーブル（1987年生、母クラシツクナブノ）

サンルーブル（1987年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時7歳）と交配したクラシツクナブノが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河小林牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、中央障害14戦2勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

田中良平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

2月25日、デビュー戦は音無秀孝騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 小雨/重）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

3月4日、連闘で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（阪神芝2000m 晴/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた3戦目は、4歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は音無秀孝騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヒダカアルテミスに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

5月12日、中7週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で音無秀孝騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で音無秀孝騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた6戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

7月8日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエンパイアサンを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

9月8日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の小牧特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は音無秀孝騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の二見ケ浦特別（中京芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は安田隆行騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた11戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

4歳（1991年）

4月13日、約6か月の休み明けで迎えた12戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は音無秀孝騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた13戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

5歳（1992年）

1月18日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下の高塔山特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は音無秀孝騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で音無秀孝騎手（7戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月12日、中7週で迎えた17戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に57kgの軽斤量で出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロニューマンに3馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

4月26日、中1週で迎えた18戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた19戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルガイストに8馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月30日、中1週で迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた21戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月26日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、小倉障害ステークス（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2950m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉堂信雄騎手（2戦0勝）。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月10日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で嘉堂信雄騎手（3戦0勝）。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた25戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた26戦目は、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3270m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は嘉堂信雄騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月20日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（5戦0勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（1993年）

1月10日、中2週で迎えた28戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で嘉堂信雄騎手（6戦0勝）。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

2月7日、中3週で迎えた29戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で嘉堂信雄騎手（7戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月12日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

10月9日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた31戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。