カゼヲキッテ（2000年生、母リユウナウシカ）

カゼヲキッテ（2000年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「風を切って」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールデンフェザント（当時14歳）と交配したリユウナウシカが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）三好牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方17戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の猿ヶ石川特別(一般B3)。

経歴

デビュー前

成宮明光厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

10月12日、デビュー戦は石神深一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したカフェフロリデアンを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中山芝2000m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

12月22日、中5週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

3歳（2003年）

1月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で石神深一騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

2月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石神深一騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月6日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石神深一騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

8月24日、中6週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で石神深一騎手（7戦0勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

10月19日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月14日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（2004年）

1月2日、連闘で迎えた14戦目は、4歳C1（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた15戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた16戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた17戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1600m 小雨/重）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったユーセイキャロルから2馬身差の2着となった。

5月24日、中1週で迎えた18戦目は、田沢湖特別（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた19戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた22戦目は、猿ヶ石川特別（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のゲイリープリズムをハナ差制して待望の初勝利を挙げた。

8月16日、中2週で迎えた23戦目は、パストラルバーデンカップ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルサクシードから2馬身半差の2着に敗北した。

8月29日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイヨーオペラから3馬身差の2着となった。

9月27日、中3週で迎えた25戦目は、一般B3（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。8着に敗れた。