ロイバークラフト（2003年生、母グランドレーシング）

ロイバークラフト（2003年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋技巧」。毛色は青毛。種牡馬のチーフベアハート（当時10歳）と交配したグランドレーシングが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高橋牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、地方5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年のルーキーチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、高橋牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、村中徳広によって315万円で落札された。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

7月28日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は500kg。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャンハイスルーからクビ差の2着に甘んじた。

8月4日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマツノオーオクに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月30日、中3週で迎えた3戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのネオユニヴァース賞（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月2日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

10月25日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた5戦目は、2歳戦の新冠レ・コード館特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月13日、中2週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月18日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では生来の闘争心でどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

3歳（2006年）

5月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

9月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

9月30日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた12戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4歳（2007年）

1月7日、中8週で迎えた13戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/不良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

3月18日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

4月1日、中1週で迎えた16戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた17戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

6月30日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

7月7日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。