シンエイベンチャー（1988年生、母ベストベンチヤー）

シンエイベンチャー（1988年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のマナード（当時15歳）と交配したベストベンチヤーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方17戦3勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上C4-3。

経歴

デビュー前

二分久男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

5月4日、デビュー戦は猿橋重利騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた6戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 雨/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（函館芝1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた9戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

9月21日、連闘で迎えた10戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

10月13日、連闘で迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月9日、中7週で迎えた13戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4-5（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（1992年）

4月6日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、松田由之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4-4（金沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月20日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C4-5（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田由之騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のハツノダカールに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月5日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C4-1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田由之騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C4-1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田由之騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C4-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松田由之騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のクランツに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月22日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C3-1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松田由之騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C3-1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松田由之騎手（6戦2勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C3-4（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松田由之騎手（7戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月8日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上C3-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松田由之騎手（8戦2勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上C4-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で松田由之騎手（9戦2勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C4-3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で松田由之騎手（10戦2勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C4-3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で松田由之騎手（11戦2勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上C4-4（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で松田由之騎手（12戦2勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（1993年）

4月18日、約4か月半の休み明けで迎えた27戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C5-4（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラマリーノに1馬身の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

5月9日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上C4-1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C4-2（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は松田由之騎手（13戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。