オーセンティック（2003年生、母ケイアイショー）

オーセンティック（2003年5月18日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「真正の」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時14歳）と交配したケイアイショーが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は及川ミツ子。戦績は、中央平地5戦1勝2着1回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月5日、デビュー戦は穂苅寿彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

3歳（2006年）

1月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、3歳戦のフォーチュネイト寒椿特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

3月22日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦のフォーチュネイト菜の花特別（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で穂苅寿彦騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で穂苅寿彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったペンデュラーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で穂苅寿彦騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

7月2日、中7週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で穂苅寿彦騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオリオンザクロノスに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月23日、中6週で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、アルビレオ特別（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4歳（2007年）

5月4日、約8か月半の休み明けで迎えた9戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、端午特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

9月28日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、仲秋スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。