ミスベイブリッジ（1988年生、母チアートウシヨウ）

ミスベイブリッジ（1988年6月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時8歳）と交配したチアートウシヨウが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地25戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1992年の清澄特別(900万下)。

経歴

デビュー前

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

2月24日、デビュー戦は浜野谷憲尚騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったエクセルランにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

4月7日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた6戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキングアンドアイに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月27日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月16日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（7戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4歳（1992年）

1月12日、中4週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヒューストンシチーを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

2月15日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（8戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（9戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月3日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（10戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブランドウッドに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月20日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったキクノミンストレルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月5日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

7月18日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、伸びてきたメイショウユキカゼ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月12日、中7週で迎えた20戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月4日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下の里見特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた22戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタヤスマリアをクビ差振り切って制した。

11月15日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月12日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の清澄特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のホットショットを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5歳（1993年）

4月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、総武ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（11戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。