ヴォーパルソード（2022年生、母ゴールデンターキン）

ヴォーパルソード（2022年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「鏡の国のアリスに登場する剣の名」。毛色は栗毛。種牡馬のマクフィ（当時15歳）と交配したゴールデンターキンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は宝寄山拓樹。主な勝ち鞍は2025年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2025年）

1月18日、デビュー戦は木幡初也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月9日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

3月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初也騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた4戦目は、遠藤汰月騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた5戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳B C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた6戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の遠方7ハロン（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したフライングキャットを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

6月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月9日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るウィスピースノーを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

11月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のチョウカンセイに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月25日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。